製品・サービスでの環境貢献

製品開発での取り組み

製品の省エネ、省資源・資源循環、化学物質の適正管理を重点目標として「資材調達」、「製造・販売」のみならず「製品使用」、「再生・廃棄時」を含めたライフサイクル全体での環境負荷削減の取り組みを加速しています。
製品開発段階では、製品アセスメント規定を定め、環境配慮設計が行われていることを検証し、一定の水準が満たされないものは、製品化できない仕組みにしています。また、LCA(ライフサイクルアセスメント)を導入したことで、製品ライフサイクル各段階の環境影響を見える化し、課題の明確化とその対策効果の検証が可能になりました。これらの仕組みを活用し、製品ライフサイクル全体で環境負荷をさらに低減していきます。

気候変動抑制など地球環境改善に貢献する「グリーンプロダクツ」

お客さまの生産性・省エネ性を飛躍的に向上させ、世の中の環境負荷を低減するために、グリーンプロダクツ認定制度を導入しています。
製品による環境貢献度を「地球温暖化防止」・「省資源・リサイクル」・「化学物質適正管理」の3つの視点で点数評価し、一定の基準を満たす製品をグリーンプロダクツ、業界最高水準の環境性能を発揮する製品をスーパーグリーンプロダクツとして認定しています。

気候変動抑制など地球環境改善に貢献する「グリーンプロダクツ」

2018年度は、4機種を認定し、累計26シリーズの認定となりました。
スーパーグリーンプロダクツ認定製品は、省エネ大賞を受賞するなど、外部からの高い評価も得ています。

スーパーグリーンプロダクツ

2018年度主なスーパーグリーンプロダクツ認定製品

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省資源に配慮した製品の開発

マトリクスコンバータU1000は、開発段階から省資源性・リサイクル性・環境保全性・安全性・省エネ性向上を目的として開発した次世代ドライブ製品です。設置面積を65%減、配線を70%減に改善できました。

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化学物質の適正管理

セミナー会場(日経カンファレンスホール)

当社は、国際電機標準IEC62474に準拠した化学物質情報の伝達スキーム「chemSHERPA」を2017年度に導入し、製品含有化学物質管理に活用しています。
2019年3月には日経ESG社主催の「よくわかるchemSHERPA導入企業事例セミナー」に参加し、chemSHERPA運用の工夫など当社事例を紹介しました。

当社製品による環境貢献の事例

(1)電源回生と高調波対策機器内蔵による環境貢献

従来の電源回生設備構成のインバータ+コンバータ接続時では高調波対策部品(入力用ACリアクトル,高調波フィルタ用リアクトル・コンデンサ)が必要でした。これらの部品を使用するには多くの配線や大きな制御盤が必要であり、またこの対策部品によるエネルギーロスも発生していました。
当社はこの問題を解決するために、電源回生に必要な回路をすべて搭載した次世代モータドライブ、マトリックスコンバータU1000を開発、製品化しました。これにより電源回生による省エネだけでなく、高調波対策部品不要により省配線と省スペース化が実現でき大幅な省資源化に、また高調波対策部品で発生していたエネルギーロスがなくなるため省エネにも貢献します。
マトリックスコンバータU1000は、電源回生+省資源+エネルギーロス低減で優れた環境性能を発揮します。

(2)DCマルチリンク

DCマルチリンクとは、既存の電機品を変換ロスの少ない直流(DC)で繋ぐシステムです。モータの回生発電エネルギーや、太陽光・風水力発電といった自然エネルギーなどを、直接蓄電池に充電し、蓄電電力を直流(DC)のまま非常電源やピークシフト・ピークカット、ピーク電力アシストに使い、節電効果を高めることが期待できます。

発電する自動倉庫

当社ロボット第2工場で稼動中の自動倉庫(スタッカークレーン)へDCマルチリンクを適用し、回生蓄電制御技術の実証を行いました*。モータは回すと電力を消費しますが、回されると発電し、このことを回生電力と言います。
この事例では、クレーン下降時にモータが回されて生じる回生電力を蓄電し、クレーン上昇時に放電することで起動電力のアシストを実施します。
従来捨てていた回生エネルギーを『拾う省エネ』に加え、起動時の『ピーク電力の抑制』が行われる様子をリアルタイムモニタで見える化しており、お客さま設備での回生エネルギー利用を検討していただくよい機会としていただいています。

ピーク電力アシスト有無の比較

実証では、確実にピーク電力アシストを行う停止充電モードや蓄電キャパシタ異常時にも運転を継続する自動回避モードなど、安心して設備をお使いいただくための機能を実装し、現在も評価を継続しています。

* <北九州環境未来技術開発助成>を活用し、実証を行っています。

(3)水処理用電気システム

地球環境問題がクローズアップされる中で、水の重要性はますます高まりつつあります。
上水道は、高度化する社会の中でライフラインとしての責任を求められ、下水道は浸水防除、公衆衛生の向上、公共用水域の水質保全を使命とされてきました。近年では、これらに加えて省エネルギーの追求、施設の有効利用、人口減少など広範囲にわたる課題を抱えています。
当社は、ますます多様化するニーズにお応えするため、次世代を見据えた広い発想と現場ベースの細やかな視点で、信頼性の高い水処理用電気システムをご提供しています。

  • ・高度な運転管理、維持管理をサポートする 監視制御システム
  • ・データ収集・解析・予測の精度向上に貢献する 運転管理支援システム
  • ・監視・予測をもとに市街地の速やかな雨水排除に貢献する 雨水排水処理システム

 

  • 下水処理施設

  • 監視室

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