マネジメントメッセージ

IoTやAIの活用などデータ駆動社会における生産の進化をリードするとともに、「持続可能な開発目標(SDGs)」にさらに貢献できる企業を目指すことで、新しい時代を切り開いていきます。

当社は1915年、創業者の安川第五郎が「合資会社安川電機製作所」を北九州・黒崎の地に設立したのが始まりです。第五郎の父 敬一郎は明治維新後、石炭の採掘・販売での成功をベースに、紡績・製鉄・鉄道・窯業・建築といった各種の近代産業を地域に興すべく活動していました。そこで蓄積した財産を投じて、1909年に今の「九州工業大学」の前身「明治専門学校」を設立するなど、人材育成にも力を注ぎました。そして、五男の第五郎にも、「国のために産業を興せ」と命じ、「合資会社安川電機製作所」が設立されました。

第五郎は会社の設立にあたり、先行する欧米の模倣でなく、自らの技術をもって事業にあたるべく「技術立社」を社是として掲げます。これには弱冠29歳の第五郎の熱い思いが込められており、実際に各種モータに加え開閉器、変圧器など多種多様の製品開発を進めます。そしてこの時期に、技術力で経営するという当社の風土ができました。

しかしその後、事業経営には苦しみ17年間赤字が続きます。創業家のサポートもあり、流れ作業の導入などの生産改革や、事業範囲を「電動機(モータ)とその応用」に絞り経営資源を集中させる方針によって、ようやく経営を軌道に乗せることができました。そして、現在にいたるまで「電動機とその応用」を大きな柱としてさまざまな事業を行ってきました。

創業からこれまでの間、幾多の困難はありましたが、それぞれの時代の関係者が知恵を絞り、失敗を恐れることなく果敢にチャレンジし続けた結果、グローバルに活躍する企業としての今日があります。その間に育まれた①技術立社、②顧客満足の追及、③品質本位、④先読みの事業構想たるメカトロニクス、⑤方針管理、⑥グローカル経営の6つのDNAは、今日の当社グループの強みとなる重要な企業文化となっています。

今、社会はデータ駆動社会へ変化を始めようとしています。大量のデータを集め、関連付け、分析・活用することが社会の発展のベースとなりつつあります。当社では新たなファクトリーオートメーションの姿としてi3-Mechatronics(アイキューブ・メカトロニクス)をビジョンとして掲げ、これまでに培われた企業文化を土台とし、IoTやAIの活用などデータ駆動社会における生産の進化をリードして行きます。また、「持続可能な開発目標(SDGs)」にさらに貢献できる企業たることを目指し、バランスの取れたESG経営を進めて行きます。そうすることで、「事業の遂行を通じて広く社会の発展、人類の福祉に貢献」するとした当社グループの経営理念の実践を更に進め、持続可能な社会の実現に向けたステークホルダーの皆さまの期待に応えてまいります。

代表取締役会長

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