社長メッセージ

常に世界一を目指す「技術立社」としての持続的成長を実現するとともに、新たなソリューションコンセプト「i3-Mechatronics 」を通じて、お客様に新たな価値を提供します。

安川電機は1915年の創業以来、「電動機(モータ)とその応用」を事業領域に定め、その製品・技術により時代の先端産業を支えてきました。自らの技術をもって事業にあたるため「技術立社」を社是として、事業の基盤である”メカトロニクス*1”のコンセプトを世界に先駆けて提唱し、世界一・世界初の革新的な技術・製品の開発にこだわりながら、品質第一の経営を貫いてきました。当社のコア技術は、「モーション制御」「ロボット技術」「パワー変換」。メカの動きを精緻に制御する探求から生まれたこれらの技術と製品は、世界中のものづくりの品質と生産効率の向上に日々貢献しています。

また、グローバルに事業を拡大させており、ビジネス拠点は日本を含め世界29か国に展開しているほか、生産拠点を12か国に設置し、地域の特性に合わせたグローカル経営*2を推進しています。当社の技術、製品、そしてサービスは、全世界のお客様から高い評価と信頼をいただいています。

近年は人手不足や中国を中心とする人件費高騰を背景に、「自動化」「省人化」といった課題に対して、サーボやロボットなどの当社ソリューションへの期待が大きくなってきています。また、このような産業の高度化が進む中、世界中の製造業においてはIndustrie 4.0*3の実現やIoT*4・AI(人工知能)の活用など、急速な変化が起こりつつあります。

そのような中、当社は、長期経営計画「2025年ビジョン」で掲げる新たな産業自動化革命の実現に向け、2017年10月に、新しいソリューションコンセプト「i3-Mechatronics 」を始動させました。「i³(アイキューブ)」は、integrated(統合的)、intelligent(知能的)、innovative(革新的)の3つの「i」を意味します。当社のサーボ、インバータ、ロボットを使ったこれまでのソリューションに加えて、機械・設備を実際に稼働させた後のデータ活用による生産性の向上、高い品質の確保・維持、そしてAIを活用した機械・設備の故障予知等による止まらないラインの実現といったソフト面でのデジタルデータソリューションを提供していきます。競争力のあるハードウェアとソフトウェアを融合したソリューション提案により、お客様における新たな価値を創造していきます。

今後とも、皆様の温かいご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

  • ∗1 「Mechanism(メカニズム)」と「Electronics(エレクトロニクス)」を融合した概念。お客様の機械装置と当社の電機品を融合し、より高い機能を発揮できるようにとの考えから安川電機が1960年代後半に世界に先駆けて提唱した。
  • ∗2 グローバルな発想の経営に加え、世界中どこでも地域に根ざしたベストな対応ができる体制
  • ∗3 ドイツ政府が提唱した第四次産業革命のコンセプト。インターネットなどの通信ネットワークを介して工場内外のモノやサービスを連携させることで、従来にはなかった新しい価値を創造し、新しいビジネスモデルを構築すること。
  • ∗4 Internet of Thingsの略称。あらゆる物をインターネットに接続する技術のこと。

代表取締役社長 小笠原浩

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