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新形3軸直交ロボット“MOTOMAN-UH100N”を開発
- 多品種生産ラインの効率化を可能にするニュータイプのモートマン -

新製品2004年7月15日

 株式会社安川電機(取締役社長 利島 康司)は、複数のワークに対応したライン構成を容易に可能とする新形直交ロボット「MOTOMANモートマン-UH100N」を開発し、2004年7月15日から販売を開始します。
 当社の多関節ロボットシリーズに、新たに直交ロボットを追加することにより、生産ラインでの当社製品の適用範囲を広げ、受注拡大を図ってまいります。

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2004/07/05.jpg

1.製品化のねらい

 自動車関連産業や機械加工産業では、多品種少量生産や生産効率向上のため1ラインでの複数ワーク対応を行っています。従来は、ワーク形状も多様であり、それぞれのワークの位置決めを目的とする専用の装置制御システムを導入する必要がありました。

 こうした状況の中、システム全体構成をより簡素化しフレキシビリティを高めることで、ラインの設備やメンテナンス費用削減、段取り時間の短縮を行い、ラインを構成する装置の操作性やメンテナンス性を共通化することで、維持管理を容易にすることが望まれています。

 当社では、これらの強いニーズにお応えして多関節ロボットで養った技術やノウハウを応用し、汎用性の高い位置決め装置に適用可能な「MOTOMAN-UH100N」を開発しました。

2.主な特長

 (1) フレキシブルなライン構成が可能
 「MOTOMAN-UH100N」はXYZ直交3軸で構成され、高精度(絶対値位置決め精度±0.1mm)、高剛性(100kgワークの把持時たわみ量0.1mm以下)を実現しています。外形上は無駄のないコンパクトな設計によって設置場所の制約を受けにくく、複数台の設置が可能です。さらに複数台の「MOTOMAN-UH100N」を1台のコントローラ「NX100」で制御可能となっており、シンプルなシステム構成が実現できます。
 (2) 装置導入後の操作・保守教育が簡単
 コントローラに当社多関節用ロボットコントローラ「NX100」を使用しており、共通の操作方法とプログラミングを実現、データ管理も一元化できます。さらにプログラミングペンダントも共通となっており、現場作業者の方々への操作、保守教育が大幅に簡略化できます。
 (3) メンテナンス時の迅速な対応が可能
 「MOTOMAN-UH100N」には、当社多関節ロボットで使用実績のあるモータ及びコントローラを使用していますので、ロボットシステム全体でのメンテナンスサービスをご提供できます。

3.主な用途

自動車産業や機械産業など、溶接・組み立てラインでのワーク位置決め。

4.販売計画

 (1) 販売開始 2004年7月15日
 (2) 販売計画 840台/年(「MOTOMAN-UH100N」単体台数)
 (3)
販売価格 構成例が以下の場合:800万円/セット
       ・マニピュレータ:「MOTOMAN-UH100N」 4台
       ・コントローラ:「NX100」 1台(上記4台を制御)
 なお、現在(7月14日(水)〜17日(土))インテックス大阪(大阪国際展示会場)で開催されている「2004国際ウエルディングショー」において、「MOTOMAN-UH100N」を使った異種ワークのスポット溶接システムの実演、展示を行っております。

 

[お問い合わせ先]
株式会社 安川電機
ロボティクスオートメーション事業部
事業企画部 課長補佐 安高(アタカ) 博之
Tel.(093)645-7703
Fax.(093)631-8140

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