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韓国Rockwell Samsung Automation社との新形汎用インバータに関する技術提携について

お知らせ2005年11月24日

 株式会社 安川電機(取締役社長 利島 康司)は、このたび韓国のRockwell Samsung Automation Co. Ltd.(ロックウェル サムソン オートメーション社(以下RSA社)、本社:ソウル市、代表理事社長:David G. Johnson(デビッド ジョンソン))と高性能電流ベクトル制御搭載汎用インバータ「Varispeed F7」の技術提携に合意し、正式契約をいたしました。

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汎用インバータ「Varispeed F7

 

1.提携の目的

 近年、韓国の産業界では、省エネ機能の充実・高効率化や低価格化などの経済性、また適用対象機械拡大のために全速度域における制御特性・高トルク特性を実現する高性能なインバータに対するニーズが一層高まっています。
 このように産業界のニーズが高まる中で、RSA社は現在、世界のトップレベルにある安川電機の最新鋭汎用インバータ「Varispeed F7」に着目、今回の技術提携に至りました。
 安川電機とRSA社とは、1990年(平成2年)から汎用インバータの技術提携を行っており注1)、韓国のインバータ市場を開拓し、今日では20%近いマーケットシェアを得ています。
 今回提携の対象となったインバータ「Varispeed F7」は、独自の電流ベクトル制御*1、停止オートチューニング機能*2、トリップレス運転*3などを搭載し、省エネ効果に優れた汎用インバータで、ファン・ポンプなど風水力機械から搬送機械などの一般産業機械まで幅広い用途に適用できます。
 今回のRSA社との「Varispeed F7」の技術提携により、韓国市場での一層のシェア拡大を図ってまいります。
 なお、安川電機は世界の主要市場でインバータを製造・販売しており、欧州、米国、中国においても生産をさらに拡大し、グローバル・マーケットシェアを着実に伸ばしています。

注1) 安川電機は、RSA社の前身である三星航空産業株式会社と1990年(平成2年)から汎用インバータの技術提携を行っております

2.技術提携の内容

 汎用インバータ「Varispeed F7」の韓国市場における製造及び、販売権の供与

 <契約調印日>
  2005年11月24日

 <対象製品>
  「Varispeed F7」 200V系列 16機種、400V系列、17機種の計33機種

 <Rockwell Samsung Automation Co. Ltd.(ロックウェル サムソン オートメーション社)の概要>
[1] 社名: Rockwell Samsung Automation Co. Ltd.(ロックウェル サムソン オートメーション社)
[2] 代表者:代表理事社長David G. Johnson(デビッド ジョンソン)
[3] 設立:2002年(Rockwell Automation Korea Co. Ltd.(ロックウェル オートメーション コリア社)とSamsung Electronics Co. Ltd.(サムソン エレクトロニクス社)メカトロニクス制御事業部の合併によりRockwell Samsung Automation Co. Ltd.(ロックウェル サムソン オートメーション社)設立)
[4] 事業内容:PLC、インバータ、サーボ、ソフトウェア及び自動化製品
[5] 従業員数:330名
[6] 資本金:141億ウォン(約14億円)
[7] 売上高:1,400億ウォン(約147億円) (2005年9月期)

【補記:用語解説】

*1: 電流ベクトル制御:モータの磁束やトルクを発生する磁束電流とトルク電流を直接制御する方法です。
*2: 停止オートチューニング機能:モータを停止させたままの状態で電気的定数を演算して求めることです。
*3: トリップレス運転:インバータのトリップ(異常検出による停止)を未然に回避して運転を維持することです。

 

[お問い合わせ先]
株式会社 安川電機
モーションコントロール事業部  
インバータ事業統括部
事業推進グループ 川野 清
Tel.(0930)25-2548
Fax.(0930)25-3431

 

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