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ヒューマトロニクス機器に最適な小型関節駆動ユニットの開発
- 医療・福祉市場の新たな創造 -

技術2015年10月5日

 株式会社安川電機(代表取締役会長兼社長 津田 純嗣)は、新長期経営計画「2025年ビジョン」に掲げる医療・福祉市場の新たな創造に向け、ヒューマトロニクス(1) 機器に適したコンポーネントとして、小型関節駆動ユニットを開発しました。

 

 (注1):ヒューマトロニクス/Humatronics: 人間(Human)とメカトロニクス(Mechatronics)を掛け合わせた造語。ヒューマトロニクス機器とは、当社のメカトロニクス技術と人間の能力を融合し、生活の質を高める機器と定義しています。

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2015/10/nr730_01.jpg

    小型関節駆動ユニット

1.開発の背景

 超高齢化社会の到来により医療・福祉分野では介助者不足および介助者の負担軽減の観点から、 ヒューマトロニクス機器の開発・製品化が強く期待されています。例えばリハビリテーション分野においては新しい訓練機器の開発により、介助者の負担軽減や、効率的な訓練の提供が可能になることで、障害回復の促進が期待できます。

2.開発のねらい

 このようなニーズにお応えするコンポーネントとして、当社のメカトロニクス技術を応用した小型関節駆動ユニットを開発しました。これにより、ヒューマトロニクス機器の開発を加速し、「2025年ビジョン」に掲げる医療・福祉市場の新たな創造をねらいます。

3.主な特長

 ①機器へ簡単に取り付けられるように、減速機構とモータを一体化しました。

 ②当社製のACサーボドライブを使用し、汎用性に優れています。

 ③樹脂材料の適用や構造の簡素化により、小型・軽量を実現しました。

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4.その他

 小型関節駆動ユニットは、医療・福祉分野におけるアシスト装置への適用事例とともに、107日(水)から109日(金)にかけて東京ビッグサイトにて行われる第42回国際福祉機器展(H.C.R.2015)に参考出展いたします。

 

【出展のお知らせ】第42回 国際福祉機器展 H.C.R.2015 (2015918日)

 http://www.yaskawa.co.jp/newsrelease/event/12996

 

[お問い合わせ]

株式会社 安川電機

技術開発本部 開発研究所

モーション応用開発部 新機構技術課

課長 久保田 義昭

TEL: 093-571-6238

FAX: 093-571-6028

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