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防爆仕様のハンドリングロボットMOTOMAN-MHP45Lを販売開始
ー塗装エリアでのワーク移載に最適化、新たな塗装ライン構築に貢献ー

新製品2019年11月27日

 株式会社安川電機(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:小笠原 浩)は、揮発性のある塗料を使用する塗装エリア内での使用に対応した防爆仕様のハンドリングロボットMOTOMAN-MHP45L (可搬質量45kg、最大リーチ2850mm) の販売を開始しましたのでお知らせします。

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    MOTOMAN-MHP45L

1.製品化のねらい

 当社は、スマートフォンなどの小物用途から自動車などの大型用途まで、それぞれの用途に最適化した塗装ロボットのラインアップを幅広く取りそろえています。

 これまで、塗装エリア内でのワークの移載は、揮発性のある塗料を吹き付けるなどの工程があるため、移載用専用装置もしくは防爆構造をもった塗装用ロボットで代用することが一般的でした。しかし塗装用途ロボットでの移載には、可搬質量の上限などの条件により移載が可能なワークに制限がありました。

 こういった制限に対応するため、塗装ロボット開発で培った技術・ノウハウを生かし可搬質量45kgと大型ワーク移載ができる防爆仕様を施したハンドリングロボット“MOTOMAN-MHP45L”をこのたび製品化しました。

 このロボットは塗装エリア内に設置することができ、塗装ブースのコンパクト化や移載用の専用装置を必要としない塗装ラインの構築が可能となります。当社は多様化するお客さまの幅広いニーズに応えます。

2.主な特長

1)高可搬質量かつ広い動作範囲のハンドリングロボットで塗装エリアの作業環境改善

 可搬質量が45kgのハンドリングロボットで大型ワークの移載が可能となります。最大リーチは2850mmと動作範囲が広く、また、ロボット近傍(きんぼう)(懐)周辺の有効動作範囲を拡大しているため、ワークとの接近性が向上し、設備の省スペース化に貢献します。塗装ブースサイズを縮小した設計ができるため、ブース空調によるCO2排出およびランニングコストの低減に貢献します。

 

2)さまざまな設置方式に対応

 ロボット設置方式は、床置きをはじめ、棚置き、壁掛け、天つりに対応しており、お客さまの生産スタイルに合わせた自在なレイアウトを構築することができます。

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 また、給電ケーブル出口も、背面、右面、左面の3方向からの選択が可能です。

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3)ハンドリング用途装備を配備

 上腕部のケーシング側面にハンド用エアホースを4ポート(φ10×2、φ6×2)LSケーブル6芯を配備しています。また、周辺にはサービスタップを準備しており、すっきりとしたケーブル艤装が可能です。艤装ケーブルによる干渉範囲を最小限に抑制することにより、有効動作範囲の最大化に貢献します。

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※ ロボットマニピュレータへのケーブル組み付け作業、または、それらのケーブル装備の総称

3.主な用途

 塗装エリア内でのワーク移載、塗料・溶剤などの投入作業

4.販売計画

(1)販売時期  20191127日(水)

(2)販売価格  オープン価格

 

 なお、本製品は20191218日(水)~21日(土)に開催される2019国際ロボット展(会場:東京ビッグサイト 南2ホール 小間番号S2-03)へ出展します。

 

【お問い合わせ先】

株式会社 安川電機 

ロボット事業部 事業企画部 営業推進課

宇郷 徳昭

TEL:093-645-7703

FAX:093-645-7802

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