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バラ積み部品のピッキング作業を自動化する3Dビジョンパッケージ MotoSight3Dを発売

新製品2014年4月15日

 株式会社安川電機(代表取締役会長兼社長 津田 純嗣)は、この度三次元(3D)CADマッチング方式を採用し、周辺環境変化に強く、複雑形状部品の認識を可能とするMotoSight3Dを4月21日より販売開始いたします。

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2014/04/367_top_1.jpg

1.製品化のねらい

 製造ラインにおけるバラ積み部品のピッキング作業の自動化は、かねてよりニーズが非常に高まっておりました。このたび製品化したMotoSight3Dは、複雑形状ワークへの対応、油の付着によるハレーション対応が可能で、お客様の製造ラインの更なる自動化に貢献いたします。

2.主な特長

(1) 検出対象ワークを大幅に拡張
3Dビジョンセンサの障壁となっていた油の付着した金属ワークや複雑形状のワークの認識が可能になりました。それにより筒状やリング状といった単純な形状のワークだけでなく、自動車部品に代表されるプレス部品等の認識が可能です。

 

(2) 高精度検出能力
検出対象ワークに対して±0.5mm以内の精度で認識することが可能です。それにより3Dビジョンセンサにありがちな、ラフ検出した後一旦仮置きして再度2Dビジョンで補正するということが不要になります。タクト向上と付帯設備の簡略化が実現できます。

 

(3) 広視野範囲
広く使用されているパレティーナサイズを網羅するために、視野範囲:1160×1160×H600[mm]の能力を備えました。お客様のパレティーナを専用のものにすることなくそのまま使用でき、設備の低コスト化に寄与いたします。

 

 (4) 簡単設定
 「使い易さ」を追求し、非常に簡単な設定方法を備えました。
まず検出対象部品の3D CADデータの入力、次にその部品を山積みにして5回撮像するだけで登録が可能なため、オペレータのワーク登録作業は20分で終了します。それにより立上げ工数のコスト削減ができ、品種追加の際も短時間での作業が可能です。

3.主な用途

バラ積みピッキング用途
(対象ワークサイズ:最小45×45[mm] 画面上にワークが占める領域の面積)
※金属部品、プラスチック部品等(透明、半透明、鏡面性が高い物を除く)

4.販売計画

(1) 販売開始   2014年4月21日
(2) 目標販売台数 100台/年 
(3) 販売価格   オープン価格

5.その他

MotoSight3Dは2014年4月23日~26日に東京ビッグサイトで開催される国際ウエルディングショーにて展示を行う予定です。

 

【お問い合わせ先】
株式会社安川電機
ロボット事業部
グローバルマーケティング部
佐々木 陽一
TEL:093-645-7703
FAX:093-645-7802

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