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ロボットの自律性を支援するビジョン機能3次元形状計測ユニットMotoEye(モートアイ)-3D
- 不規則に積み置かれたワークを認識し自動で取り出し実行 -

新製品2012年10月29日

 株式会社安川電機(代表取締役社長 津田 純嗣)は、当社産業用ロボットMOTOMAN(モートマン)のオプションとして3次元形状計測ユニットMotoEye-3Dを開発し2012年11月1日より発売します。

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2012/10/255_top_1.jpg

1.製品化の狙い

 搬送、組み立てなどの自動化設備では、ワークを所定の位置・方向にそろえておかなければならいことが多く、持ち込まれたワークをセットする事前の段取りが必要です。
 MotoEye-3Dは、これらの事前の段取りなしに、無作為にバラ積みされた数種類のワークをロボットにより正確に取り出すことを目的に開発しました。
 これにより、事前段取り自体の自動化や、事前段取りなしに搬送・組み立てを直接行うことが可能となり作業工程の効率化が図れます。

2.主な特長

 MotoEye-3Dは、バラ積みされた数種類のワークを、レーザスリット光でスキャンし、その反射光を高速CMOSセンサで読み取り、三角測量の原理を用いて3次元形状を計測します。
 この計測データからワークの重なり・姿勢などを認識し、ロボットによる最適アプローチルートを自動生成することで、自動化を実現しました。

 

(1)人手作業置き換えに適した広範囲・高速計測
 本体内に高速画像処理チップを搭載し、広範囲での形状情報を、高速で計測が可能です。計測は、最大で約1000mm四方の範囲を±2.0mmの精度で行えます。また、計測範囲を250mm四方に狭めることで±0.5mmの精度が得られます。さらに、それらの計測時間は、3秒以下です。通常、人手作業で取り扱うワークサイズや、そのワークを仕分けする作業台の範囲を網羅しており、自動化に最適な仕様となっています。

 

(2)優れた設置性を実現したコンパクト・省配線・高信頼性
 レーザスリット光によるスキャン方式の採用により、外乱光による影響を受けにくく、調整も容易です。カメラによる画像認識方式時に必要となる外乱光の遮断や専用の照明設備の設置・調整が不要です。また、レーザ発振器及び画像解析処理基板を内蔵しながら、小形(W237×H137×D202mm)・軽量(3.5kg)かつ、防塵・防水(IP54対応)仕様で、配線は電源と通信線のみの省配線です。取り扱いが容易で、高い設置自由度を持つ設計となっています。

3.主な用途

ボルト、ナット、パイプ、プレス部品等の小物部品の仕分け及びハンドリング用途
※本ユニットは当社ロボットコントローラDX100の専用オプション機能です。
※本ユニットは固定してご使用ください。ロボット本体への搭載はできません。

4.販売計画

(1)販売開始  2012年11月1日
(2)販売計画  100セット/年
(3)販売価格  オープン価格

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2012/10/255_index_3_1.jpg

[お問い合わせ先]
株式会社安川電機 
ロボット事業部 
事業企画部  
安高(アタカ)博之
Tel(093)645-7703 
Fax(093)631-8140

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