新製品2011年11月24日
地球温暖化の抑制や災害対策として、太陽光や風力など再生可能エネルギーの活用は、ますますそのニーズを高めています。株式会社安川電機(取締役社長 津田 純嗣)は、昨年、産業用に業界最高水準の変換効率を実現した太陽光発電用パワーコンディショナ「PV1000」(10kW)を製品化いたしました。このたび中大規模産業用途向けに400V 3相 100kWの「Enewell-SOL」を販売開始いたします。
当社は、中期経営計画「Challenge100」において、新規事業の柱の一つである「環境エネルギー事業領域」の取組みの中で、風力や太陽光など自然エネルギーによる発電関連分野を「創エネルギー」分野と名付け、当社が得意とするパワー変換技術をベースに自然エネルギーを効率よく活用する製品開発を進めております。
昨年、この「創エネルギー」分野の第一弾として、太陽光発電用パワーコンディショナ「PV1000」を開発、産業用として最も需要のある10kWクラスの販売を開始いたしました。近年は、工場の屋根等に設置する中容量から、ソーラー発電所用途等、1000kWを超えた大容量メガソーラーの事例も増えつつあり、こうした中大容量に対応する機種として、今回100kW機種を開発いたしました。幅広い入力電圧に対応していることや、長い設計寿命、高い耐環境性などにより、信頼性が求められる産業用途に確実に対応いたします。
このたび製品化しました機種に加え、今後、住宅用途として小容量機種をとりそろえ、広いラインナップで需要家のニーズにお応えします。
(1)幅広い入力電圧範囲
入力電圧DC250V~600Vで運転可能です。
(2)幅広いタイプの太陽電池に対応
商用トランスによる絶縁方式とすることで、シリコン薄膜を含むあらゆるタイプの太陽電池が使用可能です。
(3)長寿命とメンテナンス性
設計寿命20年のロングライフと、内部モジュール化によるメンテナンスの容易化を図りました。
(4)使用場所を選ばない耐環境性
IP4X準拠の防塵性能により幅広い使用環境に対応します。
(1)販売開始 :2011年11月25日
(2)販売計画 :2012年度250台
(3)販売価格 :1500万円
[お問い合わせ先]
株式会社 安川電機
インバータ事業部
環境エネルギー機器事業統括部 推進部
部長 山田 達哉
Tel:(0930)23-5079
Fax:(0930)23-3010