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グローバルNo.1の融合!統合マシンコントローラMP3200
– マシンの最適制御を実現し生産性を向上-

新製品2011年10月31日

 株式会社安川電機(取締役社長 津田 純嗣)は、マシン制御で好評を頂いている高性能なマシンコントローラMP2000シリーズの上位機種として、更なる高性能化とモーション&ビジョン&ロボットとの融合を実現した統合マシンコントローラMP3200を開発し、2011年12月21日より一般発売します。

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2011/10/172_top_1.jpg

1.製品化のねらい

 当社のマシンコントローラMPシリーズは、機械・装置のモーション制御を得意分野としてマシンコントローラの市場をいち早く形成し、マシンコントローラシェアNo.1の地位を確立してきました。
 今回、当社の最大の強みであるグローバルNo.1製品群「サーボ」、「インバータ」、「ロボット」に加えて、新たに「ビジョンシステム」を融合させた次世代の統合マシンコントローラMP3200を製品化しました。
 近年では、更なる生産コストダウンのために装置の高速化や、製品の微細化に対応するためにビジョンセンサとコントローラとの連携強化などのニーズが高まっています。また、少量多品種生産や人件費高騰に対応するために、ロボット導入による生産ラインの自動化ニーズも増えています。このような様々なニーズに対して、用途に応じた最適なシステムを構築することができます。

2.主な特長

(1)業界最高性能のモーション制御
 CPUやバスの高速化により、演算及びアプリケーション処理の高速化を実現しました。最速で125μsの高速なアプリケーション処理が可能です。また、オープンモーションネットワークMECHATROLINK-IIIを搭載し、サーボ、インバータと高速な同期通信が可能です。これにより、装置の生産性と性能の飛躍的向上に貢献します。

 

(2)ビジョンシステムとの融合
 従来モーションとは別に制御を行っていたビジョンシステムをMP3200のモジュールとしてラインナップしました。これによりシステムのトータルコストを大幅に抑えることができ、更にアライメントなどの画像処理結果を遅れ時間ゼロでモーション制御と共有できます。これにより従来のシステム間の無駄時間を削減し、装置の性能を向上させます。また、統合エンジニアリングツールMPE720 Ver.7により、ビジョンの画面や制御などのシステム開発が非常に容易になりました。

 

(3)ロボットとの連携
 当社のロボットコントローラFS100と内蔵Ethernetポートで簡単に接続できますので、ロボット導入による生産ラインの自動化などにも柔軟に対応します。

 

(4)MP2000シリーズとの完全上位互換
 MP3200にMP2000シリーズ用オプションベースユニットを装着することで、MP2000シリーズの全てのオプションモジュールの使用が可能です。またMP3200のアプリケーションはMP2000シリーズの完全上位互換となっており、MP2000シリーズのアプリケーションプログラムをそのまま使用することが可能です。これによりMP2000シリーズを使用している装置の性能を向上させるために、MP3200への置き換えが簡単に実現できます。

3.主な用途

 高速・高応答性を追求する装置、アライメントが必要な装置などに、性能の向上かつ生産性を向上させる用途でお使いいただけます。
[装置]
・半導体製造装置
・液晶製造装置
・LED製造装置
・電子部品実装装置、電子部品製造装置
・食品包装機
・金属加工機
・二次電池製造装置

4.販売計画

(1)販売開始日 2011年 12月 21日
(2)販売計画  2011年度 500台
(3)販売価格  オープン価格

5.その他

 システムコントロールフェア2011(開催日:11/16〜11/18 会場:東京ビッグサイト)にて、システムの実演、展示をおこないます。

 

【お問い合わせ先】
株式会社 安川電機
モーションコントロール事業部 
事業推進部 開拓マーケティング課
吉田 太朗
TEL: 04-2962-5823
FAX: 04-2966-0764

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