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サービスロボット「SmartPalV(スマートパル ファイブ)」が2008年度グッドデザイン賞を受賞

お知らせ2008年10月16日

 株式会社安川電機(取締役社長 利島 康司)のサービスロボット「SmartPalV(スマートパル ファイブ)」が、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する「2008年度グッドデザイン賞」の「新領域- 先駆的、実験的なデザイン活動」部門においてグッドデザイン賞を受賞しました。

 2008年度のグッドデザイン賞は、商品やサービスの受け手であるユーザーの立場を重視した審査が行われました。幅広い領域から選ばれた受賞対象には、「近い将来の生活像や次代の暮らしを導くデザイン」という視点が反映されています。
 当社は、今後とも社会のニーズに合致した人に優しい技術・製品を提供しつづけ、人々の豊かな暮らしに貢献することを目指してまいります。

 

(審査委員による評価コメント)
 2005年愛知万博のプロトタイプロボット展でも公開されたNEDO支援の先進ロボットが、さらに磨きをかけてきた。万博では未来の喫茶店のマスター的なタスクを軽妙な合成音声で話しながら、コーヒーやお茶を接客していた。本ロボットは、接客など人とのインタラクションを主目的としてきた。さまざまな使用環境下での安全性を完全にクリアすれば、加速的な実用化が期待される。

          「SmartPalV(スマートパル ファイブ)」

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2008/10/25_top_1.gif

「SmartPalV(スマートパル ファイブ)」の概要

 近年、少子高齢化による深刻な人手不足が懸念される一方、「快適」「便利」「安全」といった生活の質的向上が求められています。当社は、サービスロボットによる業務負荷、業務コストの低減を通して、生活の質的向上に寄与したいという想いから、「SmartPalV(スマートパル ファイブ)」を開発しました。
 「SmartPalV(スマートパル ファイブ)」は、人と共存・協調して働く車輪移動形サービスロボットです。片腕あたり2kgという実用的な可搬重量を持ち、腰部を屈曲させて床に置かれた物を拾い上げて持ってくることができるなど、物理的なサービスにより人の役に立つことを主眼として開発しました。外観は人の頭部に相当する部分をあえて設けず、シンプルで無機的なイメージを出すことにより、「役に立つ道具(ツール)」としての印象を与えるデザインを採用しています。腕・手・移動(車輪)・腰・環境認識などの機能単位でユニット化され、容易に追加・変更が可能であり、用途に応じて最適なユニットを組み合わせることで、サービス分野の多様なニーズに柔軟に対応させることができます。
 「SmartPalV(スマートパル ファイブ)」については、2007年11月28日のニュースリリースでもご紹介しています。
http://www.yaskawa.co.jp/newsrelease/technology/8933

[お問い合わせ先]
株式会社 安川電機 
東京総務部広報グループ長
林田 歩
Tel. (03)5402-4564
Fax. (03)5402-4580

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