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安川グループにおける2050年カーボンニュートラル目標の改定について
- サプライチェーンにおけるCO₂排出量(スコープ3)の目標を新たに設定 -

お知らせ2022年5月19日

 株式会社安川電機(本社:福岡県北九州市、代表取締役会長兼社長:小笠原 浩)は、このたび、グループの環境ビジョンである「YASKAWA ECO VISION1」における2021年に定めた2050年カーボンニュートラル目標を改定し、そのマイルストーンとなる2030年の当社グループのグローバルの事業活動に伴うCO2※2排出量(スコープ1※3+スコープ2※4)の削減目標を2018年比で36%から51%へ変更するほか、調達先やお客さまなどを含めたサプライチェーンの上流および下流における排出量(スコープ3※5)の2030年の削減目標を2020年比で15%とする目標を新たに加えましたのでお知らせいたします。

 

 当社グループは、「YASKAWA ECO VISION」において、生産活動(グリーンプロセス)における環境負荷を従来以上に低減するとともに、技術力をもって製品の環境性能を高め、製品(グリーンプロダクツ)により世の中の環境負荷を低減することで更なる貢献を果たすことを掲げています。2021年には、全人類における社会課題である地球温暖化にともなう気候変動の抑制に向けて、2050年に当社グループのCO2排出量(スコープ1+スコープ2)を実質ゼロ(カーボンニュートラル)とする目標「2050 CARBON NEUTRAL CHALLENGE」を設定しました。

 当社グループのこのたびの目標の改定では、当初に設定した目標に対して社内での取り組みがより早く進んでいることと、またサプライチェーンのCO2排出量(スコープ3)もトレース可能な環境が整ったことで、より高い目標を設定することができるようになりました。なお、これらの目標の科学的根拠との整合を確保するためにSBTi6に認定を申請中7です。

 また、当社は従来からコア技術であるパワー変換技術を活用した世界最高性能を誇るインバータなどの製品供給を通じ、世の中のCO2 排出削減に貢献するため、2025年に当社製品によるCO2削減貢献量を当社グループによるCO2排出量の100倍以上とする独自の目標「CCE1008」を掲げて事業活動に取り組んでおります。これらの目標の達成に向けて、当社ではインターナルカーボンプライシング制度(社内炭素価格:5,000/トン-CO2)を導入し、積極的な環境投資を進めております。このたびの目標改定を踏まえて、より一層の環境に配慮した事業活動を継続していくことにより、持続可能な社会の実現への貢献と企業価値の向上を図ります。

 

1 安川グループの環境ビジョン「YASKAWA ECO VISION」について

  https://www.yaskawa.co.jp/company/csr/env/activity

2 二酸化炭素およびその他温室効果ガス(フロン等)を含む

3 スコープ1:主に燃料使用に伴う排出(自社の直接排出)
4 スコープ2:購入した電力・熱の使用に伴う排出(電力会社等による自社の間接排出)
5 スコープ3:スコープ1、スコープ2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)

6 Science Based Targets initiative:企業のCO2削減目標が科学的な根拠と整合したものであることを認定する国際的なイニシアチブ

7 気候変動による世界の平均気温上昇を産業革命前と比べ1.5度未満に抑えるという1.5度目標としての認定を申請。

8 Contribution to Cool Earth 100

 

 

【お問い合わせ先】

株式会社 安川電機

執行役員 広報・IR部長

林田 歩

TEL 093-588-3076

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