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クラス最速搬送!新形パラレルリンクロボットを発売
- 使いやすさと衛生管理のしやすさを更に極めてモデルチェンジ -

新製品2014年8月20日

 株式会社安川電機(代表取締役会長兼社長 津田 純嗣)は、食品・薬品・化粧品等の小物製品およびその中間製品の搬送・整列・箱詰用途を中心に、パラレルリンク機構を採用したMOTOMAN-MPP3を2011年6月より販売してまいりました。
 この度、更に使いやすさと衛生管理のしやすさを追求したMOTOMAN-MPP3Hへモデルチェンジし、8月25日より販売を開始します。

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2014/08/401_top_1.gif

1.製品化のねらい

 MOTOMAN-MPP3は2011年6月の発売以来、クラス最高の搬送速度と優れたアプリケーション対応能力で食品・薬品・化粧品をはじめとする小物製品搬送分野の自動化に貢献してまいりました。
 この度、業界初の中空ボディ構造の採用やボールジョイント部のグリースレス化などにより、更に使いやすさと衛生管理のしやすさを向上させたMOTOMAN-MPP3Hにモデルチェンジし、この分野において今後ますます加速が予想される自動化・省力化へのお客様の強いニーズに対応してまいります。

2.主な特長

(1)クラス最速*1の搬送能力で生産性向上に貢献
クラス最速の3kg可搬時150cpm*2、1kg可搬時230cpm*3の搬送能力を継承(下図の動作パターン時)。
手首軸許容慣性モーメントは0.017kg・m2と大きく、ダブルハンドを使用した高速搬送も可能です。

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2014/08/401_index_1_1.gif

(2)クラス最大の動作範囲で最小の設置スペース
3kg可搬クラス最大*4の動作範囲1300×H300mmを持ちながら、フットプリントは同クラス最小*5となる750mm2を実現し、コンパクトな搬送システムの構築が可能です。

 

(3)業界初*5の中空ボディ構造により配線・配管を簡素化
ボディ中心部を中空構造(φ80mm)とし、この中空部にホース等の配線、配管ができるようにしました。ロボットの動作や周辺設備を考慮して配線ルートを確保する煩わしさが軽減され、配線・配管の簡素化により作業性・信頼性の向上につながります。

 

(4)業界初*6のボールジョイント部のグリースレス化
日本食品衛生法認証の自己潤滑樹脂を採用し、カバーで覆われていない関節部(ボールジョイント部)のグリースレスを実現しました。従来は食品用グリースを採用しておりましたが、カバーの無い箇所からのグリースの落下そのものを排除することで搬送物の衛生に関する懸念をなくしました。また、清掃が容易な滑らかなボディ形状など、特に衛生面の配慮が必要な食品搬送に適した構造になりました。

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(5)アプリケーションソフトで簡単セットアップ(オプション)
アプリケーションソフト「MotoPick」(オプション)の使用により、コンベヤ・搬送物・複数台のロボットなど様々な搬送条件に合わせて、PCでロボットの動作を容易に設定できます。

3.主な用途

 食品・薬品・化粧品等の小物製品や部品などの搬送・整列・箱詰め用途

4.販売計画

(1)販売開始   2014年8月25日
(2)目標販売台数 400台/年 (パラレルリンクロボットシリーズ全体)  
(3)販売価格   オープン価格

5.その他

 より省スペースを必要とする用途・設備向けには、小型パラレルリンクロボットMOTOMAN-MPP3Sをラインアップし、お客様の課題に合わせた最適なソリューションを提案いたします。

 

*1 *4 *5 *6 : 当社調査による。
*2 *3: cpmとは1分間に決められた動作を何回行えるかという単位。(cycle per minute)

【お問い合わせ先】
株式会社安川電機
ロボット事業部 グローバルマーケティング部
上野 祐一郎
TEL: 093-645-7703
FAX: 093-645-7802

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