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太陽光発電用パワーコンディショナ XGI1000 65kWを発売
― 太陽光発電のトータルコスト低減により再生可能エネルギーの主力電源化に貢献 ―

新製品2018年11月14日

 株式会社安川電機(本社:福岡県北九州市 代表取締役社長:小笠原 浩)は、産業用高圧および発電事業者用特別高圧案件分散型ソリューション太陽光発電用パワーコンディショナ XGI1000 65kWを、米国市場に続き、2018111日より日本市場において販売開始しましたのでお知らせいたします。

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/XGI_01.jpg

    XGI1000 65kW

1.製品化のねらい

 日本政府は、201873日に「第5次エネルギー基本計画」を閣議決定しました。「第5次エネルギー基本計画」では、再生可能エネルギーの主力電源化政策を掲げており、太陽光発電は、その中核電源として中期的に高い導入水準が維持されるとの見通しがあります。その中心となる市場セグメントは、産業用高圧および発電事業者用特別高圧セグメントです。そのような状況下、パワーコンディショナは太陽光発電システムのキーコンポーネントとして、プロジェクトサイクル全体で発電コストの低減に寄与することが求められています。このたび発売したXGI1000 65kWは、産業用高圧および発電事業者用の特別高圧案件分散型ソリューションとして、以下のコンセプトをもって開発しました。

(1)システム費低減

  パワーコンディショナだけでなく、BOS1まで含めた機器費の低減

(2)施工費低減

  据付、工事、パラメータ設定までを含めた関連工程の削減

(3)O&M2費用低減

  ダウンタイム低減、経験豊富な技術者によるYASKAWAコンタクトセンタ対応と充実したサービスネットワーク

※1 Balance of system:周辺機器

※2 Operation and maintenance:運転および保守

2.主な特長

1)分散型ソリューションとして最大級の出力容量ながらきめ細かく出力電力を最適化・最大化

  分散設置用1000VDCパワーコンディショナで最大級の65kW出力容量により、パワーコンディショナの台数や、交流集電箱などのBOS費用を削減します。一方で4MPPT3を搭載し、接続する太陽電池の設置環境や日射量からきめ細かく最適化制御を行い、最大出力電力を確保します。

3 Maximum power point tracker:最大電力点追従制御。太陽電池から電力が最大となる出力電圧で電流を取り出すための太陽光パワーコンディショナ制御機能

 

2)コンパクト化、上下分離構造による取り回しの良さ

  本製品は、上部に電子部品、下部に配線部を集め、上下が分離できる構造を採用しています。高出力機ながらも、コンパクト化および上下分離型により、2人の作業員で荷降ろし、運搬、据付が可能 な取り回しの良さを実現しました。また、ユニット交換が必要な際は、ケーブルの結線を解かず上部のみ交換することで復旧可能です。施工や保守工程を短縮し、コスト削減に寄与します。

 

3)ユーザビリティ

  Wi-Fiを内蔵し、スマートデバイス(アプリ不要)からパワーコンディショナとの通信、一括設定、簡易モニタリング、パネル監視等が手元で可能となり、初期設定や試運転調整、O&Mの効率化に貢献します。またネジ端子台採用により、テスター等の操作性も優れています。

 

4)広範、良質なサービスネットワーク

  YASKAWAコンタクトセンタでの24時間受付、日本全域サービスネットワークでお客さまをサポートします。万一の故障に対しては迅速に現地に駆けつけ原因究明と発電所の早期復旧にあたります。

3. 適合規格

 系統連系規程(JEAC9701-2016)

4.主な用途

 連系用太陽光発電システム(産業用高圧および発電事業者用特別高圧向け)

5.販売計画

・製品容量ラインアップ:三相トランスレス太陽光パワーコンディショナ 65kW 1機種

・販売開始:2018111日(木) ・販売価格:オープン価格

 

【お問い合わせ先】

 株式会社 安川電機

 システムエンジニアリング事業部

 環境エネルギー事業統括部環境エネルギー営業部

 機器営業課

 中井 健斗、林 大陽

 TEL:0930-23-5079

 FAX:0930-23-5249

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