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　株式会社安川電機（代表取締役社長　小笠原 浩）は、産業用ロボットMOTOMAN（モートマン）の塗装ロボットシリーズとして、中小型対象物向けの塗装に最適化したMOTOMAN-MPX1950（可搬質量7kg 最大リーチ1450mm）を販売開始しますので、お知らせいたします。

　当社は、スマートフォンなどの小物用途から自動車などの大型用途まで、それぞれの用途に最適化した塗装ロボットラインアップを幅広く取りそろえています。このたび、高度な塗装品質が求められる自動車部品塗装に対応し、小型ベルガンが搭載可能な中空手首を備えた新型塗装ロボットMOTOMAN-MPX1950を製品化しました。部品の単体塗装に限らず、網塗り、スピンドル塗装、連続コンベヤによる追従塗装にも対応可能で、塗装品質の向上や生産ラインのコンパクト化とコスト低減に貢献します。

（１）中空手首の採用で小型ベルガン搭載可能

中空手首を採用しており、小型ベルガンをロボットアームの先端に直接取り付けることができます。それにより塗料・エアホースの取回しをコンパクトにすることができ、複雑な形状の部品塗装にも対応可能です。自動車部品や家電部品等の小・中型対象物の塗装に最適です。凹凸を抑えたアーム形状のデザインにより塗料ミストの蓄積を抑え、ロボットのお手入れも簡単です。

（２）広い動作範囲と省スペース化

ロボット旋回軸（S軸）とロボット下腕軸（L軸）のオフセットをなくすことにより、ロボットの有効動作範囲を最大化しました。これによりロボットをコンパクトにレイアウトすることができ、省スペース化を実現しています。塗装ブースの全体サイズを縮小できるため、ブース空調によるCO₂排出およびランニングコストを低減します。

（３）三方向での設置が可能

ロボットマニピュレータの軽量化により、床置き、壁掛け、天つりの三方向での設置が可能です。壁掛け設置時には、ロボット旋回軸（Ｓ軸）が－90°から＋90゜となる動作範囲を実現しています。これによりお客様の生産スタイルに合わせた自在なレイアウトを構築することができます。

（４）高可搬設計で様々な塗装機器を搭載可能

ロボット手首軸の許容慣性モーメント（イナーシャ）強化により、このクラスのロボットで業界最大級の可搬質量7kgを実現しており、複数ガンや小型ベルガンなどの塗装機器を搭載できます。また塗装ブース内のハンドリング用途にもお使いいただけます。

（５）塗装機器の高度な制御が可能

高機能ロボットコントローラDX200により塗装機器の制御が可能です。塗装に特化した機能により、吐出量・高電圧・エア条件などの塗装条件をロボットコントローラ側から直接制御できます。オプション対応にて塗装エア盤も用意しています。

　自動車樹脂製部品、各種樹脂製・金属製部品等の中小型対象物塗装

（１）販売開始：　2017年11月29日（水）　

（２）販売価格：　オープン価格

　なお、本製品は2017年11月29日（水）～12月２日（土）に開催される2017国際ロボット展

（会場：東京ビッグサイト　東4ホール　小間番号IR4-47）へ出展いたします。

【お問い合わせ先】

株式会社安川電機

ロボット事業部

塗装ロボット営業部

中川　彰

TEL: 093-645-8042

FAX: 093-645-7736