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PCボードタイプコントローラMP3110 / MP3110Mを販売開始
- リアルタイムOS対応で、 より高速な処理が可能に -

新製品2017年1月11日

 株式会社安川電機(代表取締役社長 小笠原 浩)は、20169月より一般販売を開始したPCボードタイプコントローラMP3100の新たなラインアップとして、リアルタイムOSに対応するとともに、高速性を追求したPCボードタイプコントローラMP3110およびMP3110M201612月より販売開始しましたのでお知らせいたします。

 近年、ものづくりの新たなコンセプトとしてIndustrie4.0が注目を集めており、ものづくりの仕組みが大きく変化するとともに、ビッグデータの処理のため高速なPCを利用したシステムのニーズが一層高まっています。高速性に優れたMP3110/MP3110Mの新たなラインアップで、PCを使用した様々なシステムのニーズにお応えします。

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2017/01/MP3110.jpg

1.主な特長

(1)リアルタイムOS対応

 リアルタイムOS上で動作するモーションAPI*を用意しています。リアルタイムOSを使用することで、I/Oボードや画像ボードなどの他デバイスとMP3110/MP3110Mとを同期させたモーション制御が可能です。また、Windows1と共存できるリアルタイムOS(ハイブリッドOS)を使用すると、1台のPCHMI制御とモーション制御を実現することができ、装置のコストダウンが期待できます。

 *モーションAPIは、PC上のアプリケーションからMP3110/MP3110Mへ指令が行えるインタフェースソフトです。PCからモーション制御が簡単に行うことができます。

 

(2)高速なモーション制御を実現

 PCの処理速度は年々飛躍的に向上しています。MP3110/MP3110Mではソフトモーションを採用し、PCのCPUリソースを充分に活用可能なアーキテクチャになりました。その結果、モーション制御の高速化を実現しました。

 また、PCI Express2バスに対応したことにより、PC上のアプリケーションとMP3110との間でバースト転送が可能になり、更なる高速化を実現しました。

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2017/01/soft_motion.jpg

(3)制御周期0.125msを実現

 ソフトモーションおよび、PCI Expressバス採用により、業界最高速である制御周期0.125msMECHATROLINK-III対応機器を制御することができます。

 

(4)モーションネットワーク

 MECHATROLINK-III通信インタフェースを、MP3110では1チャネル、MP3110Mでは 2チャネル搭載しています。一般的にPCPCI Expressスロットの数は限られていますが、 少ないリソースを最大限に活用するラインアップをそろえています。

2.主な用途

・半導体・液晶製造装置

・電子部品実装機

・金属加工機

・包装機

・ロボット

・その他一般産業用機械

3.販売計画

(1)販売開始 201612

(2)販売価格 オープン価格

 

【お問い合わせ先】

株式会社 安川電機

モーションコントロール事業部

営業部販売推進課

安井 弘之

TEL 04-2962-5470

FAX 04-2966-0746

 

1 Windowsは、Microsoft Corporation の商標です。

2 PCI Expressは、PCI-SIGの商標です。

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