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インバータ新工場(DRIVE CENTER)本格稼動
– 生産能力倍増(年間150万台)、生産性50%アップ –

お知らせ2007年9月26日

株式会社安川電機(取締役社長 利島 康司)は、好調に推移するインバータ事業の受注と今後の新製品投入による拡販計画に対応するため、インバータ製品の品質強化と生産能力の向上を目的として*1)行橋ゆくはし事業所の敷地内に新工場(DRIVE CENTER)を建設いたしました。8月8日に竣工後、生産設備の移設を完了し、このたび本格稼動を開始いたしました。
新工場建設により、市場への製品供給能力を大幅に向上させ、世界No.1シェアを誇る業界のパイオニアとして、その立場をより強固なものとします。

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2007/09/19.jpg

    新工場(DRIVE CENTER)外観

1. 新工場の概要と特徴

(1) 新工場の概要
 1. 工場名:「DRIVE CENTER」(ドライブセンタ)
 2. 総工費:約20億円(生産設備の増強、移設費を含む)
 3. 所在地:福岡県行橋市ゆくはしし西宮市にしみやいち 2-13-1
 4. 建設期間:平成19年2月〜9月(生産設備の移設期間含む)
 5. 建物面積:床面積11,800m2、一部2階建て
 6. 生産機種:インバータ各種
 7. 生産能力(DRIVE CENTER単体):年間150万台

 

 

(2) 新工場の特徴
当社ロボット、FA機器を活用した新生産方式

 

 1)作業者のレベルの差に関係なく、品質よく、高い生産性で安定してモノが作れるよう、機械・ヒト・ITとの融合により、 付加価値を最大限に高める生産方式を実現します。

“フレキシブル自動組立ライン”による大量生産
当社の産業用ロボットにより各要素作業を機械化したセルモジュールをRFID技術*2)で連携し、当社のモーションコントローラ・サーボ・インバータを活用した自動生産ライン
“進化型セル生産ライン”による多品種少量生産
当社の産業用ロボットによる定型作業の機械化と電子支援システムによる人手組立作業の効率化を実現する生産ライン

 

 2)世界共通の生産方式の実現
新工場は、インバータ事業の旗艦工場及びグローバルに展開する海外生産拠点のマザー工場として機能します。新工場の目指す姿は、 『競争優位はスピード/グローバル化』をコンセプトに、『製品』と『情報』が淀みなく流れ、連動する全体最適なしくみ(プル生産システム)を構築します。 最新のIT技術を活用してグローバル生産情報の一元管理を行い、世界一の品質・コスト・納期を実現します。

2.新工場建設と今後の生産戦略

 安川電機のインバータ事業は、その品質・性能・機能がお客様に認知され世界トップシェアの座を確保しています。2006年度の世界シェアは注)14%を超える見通しです。グローバルな販売体制と共に、生産においても*3)米・欧・中の3拠点に海外工場を展開しており、安川電機のローカルに根ざした事業展開は、広くお客様の信頼を得ています。
 新工場は、世界シェア20%を達成するための旗艦工場となります。また米・欧・中に展開する海外生産拠点の新マザー工場として機能し、「品質」「生産性」向上のため世界共通の生産方式を実現する役割を担います。
 安川電機は、新工場を中心とした新生産体制(世界共通の生産方式とSCMに基づいた生産リードタイムの短縮)構築のために追加投資を行い、グローバルでの生産能力増強(年間300万台)、生産性50%アップを目指します。
注)当社による推定

【文中用語説明】
*1 行橋事業所
インバータ生産の主力工場 (所在地:福岡県行橋市ゆくはしし西宮市にしみやいち 2-13-1)
*2 RFID技術
Radio frequency identificationの略、ID情報を埋め込んだタグから、
電磁界や電波などを用いた近距離の無線通信によってヒトやモノを識別・管理する仕組み。
*3 海外工場の所在地
米国工場: YASKAWA ELECTRIC AMERICA INC.
イリノイ州 バッファローグローブ 及び ウイスコンシン州 ニューベルリン
英国工場: YASKAWA ELECTRIC UK LTD.
スコットランド カンバノールド
中国工場: SHANGHAI YASKAWA DRIVE CO., Ltd.
上海市 嘉定区

 

 

[お問い合わせ先]
株式会社 安川電機 
インバータ事業部
マーケティング部 部長
川野 清(カワノ キヨシ)
Tel. 0930-23-5311
Fax. 0930-25-4369

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