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エレベータ制御装置のソフトウェア交換作業完了のお知らせ

お知らせ2006年7月26日

 当社のエレベータ制御装置の納入先であるシンドラーエレベータ株式会社殿のエレベータのうち2ヶ所で過去に誤作動が報告されていることが明らかとなり、その原因が、制御装置のソフトウェアの不具合によることが判明いたしました。

 当社では、同様のソフトウェアを使用している同社の全ての制御装置について、不具合が判明した7月20日から交換作業を実施しておりましたが、本日までに対象となる53ヶ所、113機すべての交換作業が完了いたしましたのでお知らせいたします。
  同型の制御装置を使用している別のエレベータ会社のエレベータに対しても、今週中に交換作業が完了いたします。
 なお、今回判明したソフトウェアの不具合による誤作動が、事故につながったことはございません。

 

〔ソフトウェア交換に至った経緯〕

シンドラーエレベータ株式会社殿では、国土交通省の要請に基づき、日本全国に設置された全ての同社製エレベータの総点検作業を行っており、過去に報告された、お客様からのクレームおよび不具合の分析を行っています。
  その中で、当社製の制御装置を採用いただいている2ヵ所(福岡県内、東京都内に設置)のエレベータで誤作動が報告されていることが判明しました。
内容は2件とも、エレベータが動き始める際に、ドアを閉じた状態から「かご」が10cmほど動く間に、ドアパネルが10cm程度開き、その後再び閉じる、というものでした。
  福岡県内のエレベータで発生したのは2004年、東京都内のエレベータで発生したのは今年のことです。
 原因は、複数台のエレベータを一括して制御する「群管理制御」を行っているエレベータにおいて、ある例外的な状況でソフトウェアの不具合が発生したことによるものでした。
 当社では1998年からシンドラーエレベータ株式会社殿に群管理制御装置を納入しており、これまでに53ヵ所、113機にご使用いただいていますが、今回のような誤作動が確認されたのはこの2件で、いずれも再発防止の措置を施し、その後は発生していません。
  この現象は、エレベータ使用における例外的な状況において生じる可能性がありますので、今後の事故発生を予防するための措置として、このたびシンドラーエレベータ株式会社殿と共に、当該装置のソフトウェア交換作業を実施するに至ったものです。
  その後、同型の制御装置が別のエレベータ会社で使用されていることが判明したため、同様の交換作業を進めているものです。

 

  なお、今回の不具合はソフトウェアが原因であり、インバータ、モータ自体の機能には全く関係ありませんので、申し添えさせていただきます。

 

以 上

 

 

[お問い合わせ先]
株式会社 安川電機
人事総務部
広報グループ長
赤木博
Tel.(093)645-8810
Fax.(093)631-8837

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