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米国ウィスコンシン州フランクリン市での新キャンパス設立について
- 本社機能の移転を含め、1億8000万ドルを投資 -

お知らせ2025年6月16日

 株式会社安川電機(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:小川 昌寛)は、米州統括であるYaskawa America Inc.(本社:イリノイ州ワキガン市、取締役会長兼社長 Michael Knapek、以下Yaskawa America)を通じて、ウィスコンシン州フランクリン市に今後8~10年間で約18000万ドルを投資し、現在、イリノイ州とウィスコンシン州にある本社・生産機能などを移転した新たなキャンパスを設立しますので、お知らせいたします。

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/Yaskawa-America.png

    新設する本社の外観イメージ

1.新キャンパス設立の目的

 米国では、自動車を中心として医療や食品などの自国の経済を支える製造・サービス業の強い産業基盤が依然として存在します。また、米国国内でのデータセンターをはじめとしたインフラ投資、ならびに半導体やロジスティクスなど、幅広い分野での需要の拡大が今後も見込まれており、AIやロボティクスをはじめとする先端分野においても、人材・資金・スピードの面で圧倒的な競争力を持ち、スタートアップや大学が企業と密接に連携しながら技術革新を加速させるエコシステムが形成されています。

 このような環境の中で、インフレや人件費の高騰等を背景に、自国生産の強化を基本とした製造業の回帰の動きもあり、生産現場における自動化・省力化に対する設備投資の需要が急速に高まっています。これらの旺盛な設備投資の需要に柔軟に対応するために、キャンパスの新設を通じて、需要地生産・販売の考え方をベースに米国における技術・営業・生産・サービスが一体となった事業力を持つプレイヤーとしてのプレゼンスをさらに高めます。そして、お客さまやパートナー企業との信頼関係を強化し、協創による価値創出を実行していくことが、米国における将来的な競争力の強化に直結するものと考えています。なお、当社が掲げているソリューションコンセプト「i3-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」を実践した生産体制の構築によって、生産性と品質の向上も加速させます。

 今後は、「i3-Mechatronics」のソリューションコンセプトによる提案力をさらに高め、米国ならびに米州市場での事業力強化を通じて、お客さまへの信頼度と満足度の向上を図りながら、米国経済の成長と発展に貢献してまいります。

2.Yaskawa Americaの事業と新キャンパスの概要

 Yaskawa Americaは1967年の設立以来、米州(米国ならびにカナダ、メキシコ、ブラジル)において、技術開発、製造、販売、サービスを行い、半導体、工作機械、自動車、HVAC、ポンプ、オイル&ガス、太陽電池などの様々な市場向けに、モーションコントロール、インバータ、太陽光パワーコンディショナ、産業用ロボットのシステムエンジニアリングなどをお客さまに提供しています。

 このたび新設するキャンパスは、約74000平方メートルを超える敷地に、本社、技術開発、トレーニング施設をはじめ、産業用ロボット(一般向けおよび半導体製造装置向けマニピュレータ)を製造する工場などが含まれます。

 

 

【お問い合わせ先】

株式会社 安川電機

コーポレートブランディング本部 広報・IR部長

加藤 貴亮

TEL 03-5402-4564

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