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重量化・密集化する自動車製造工程に対応する新型多用途適用型ロボット
MOTOMAN-GP280L/GP360を販売開始
- 高可搬・ロングリーチで省スペース化に貢献 -

新製品2025年5月14日

 株式会社安川電機(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:小川 昌寛)は、好評をいただいているMOTOMAN-GPシリーズの新たなラインアップとして、高可搬、ロングリーチで自動車製造工程の省スペース化に貢献するMOTOMAN-GP280L/360(可搬質量280kg、最大リーチ3114mm/可搬質量360kg、最大リーチ2832mm)を販売開始します。

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/MOTOMAN-GP280L_360-3.png

1.製品化のねらい

 電動化技術が急速に進化しつつある自動車業界では、プラグインハイブリッド車(PHEV)や電気自動車(BEV)の普及に向けて、走行距離の確保や、充電頻度の低減のため二次電池の大容量化・高重量化が進むと予想されます。

 車載二次電池製造工程における電池モジュール・パックの搬送・組立用途の自動化ニーズは高く、特に「人」が介在することでクリーン度の問題や感電リスクなどの対策が不可欠であることから、ロボット活用による自動化は更に加速することが見込まれます。また、自動車ボディ部品のマテハンやスポット溶接などの自動車製造現場では、設置スペースを最小化するために密集したレイアウトが求められています。

 そこで当社は、重量化・密集化する自動車製造工程に対応するロボットとして、MOTOMAN-GP280L/360を製品化しました。本製品はフットプリントを最大限抑えながら、高可搬、ロングリーチを特長としており、従来の機種では適用が困難だった現場への活用が可能となります。

2.主な特長

(1)高可搬
 300kg級の高可搬により、電池モジュール・パックの搬送および組立てや、車体フレームの搬送に最適で、重量物を扱う製造工程において効率的かつ安全な現場を実現します。

 

(2)ロングリーチ
 3,000mm級のリーチにより大物ワークの接合・組立てへの対応が可能です。

 

3)当社共通のロボットコントローラを適用

 ロボットの制御には、当社のロボットコントローラYRC1000を採用しています。世界最小クラスのため設置スペースの縮小が可能で、電源電圧の違う海外仕様でも共通のサイズとなっています。ロボット教示時に使用するプログラミングペンダントは操作性を向上させるとともに、軽量化を実現しました。

3.主な用途 

・車載二次電池製造工程(マテハン、組立て)

・自動車ボディ部品(マテハン、 SPR/FDS等の機械接合)

・スポット溶接

4.販売計画

(1)販売時期  514日(水)

(2)販売価格  オープン価格

 

 

 【お問い合わせ先】

株式会社 安川電機 

ロボット事業部 事業企画部 製品管理課

西村 柾紀

TEL:093-645-8134

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