
| 株式会社安川電機(取締役社長 利島 康司)は、ロボットへの単純な置き換えが困難であった製造ラインの組立工程、物流プロセスの工程間搬送など、人が行っていた作業をそのままロボットに置き換えられる新世代産業用ロボット「MOTOMAN-SDA10」を開発し、2007年12月1日より受注を開始します。 | ||
| 1. 製品化のねらい | ||
| 当社は、人間に近い形や動きをする新世代産業用ロボットを開発し、人間と共存しての作業や補助を行うロボットを業界で初めて量産化し市場へ供給しています。累積出荷台数は約1000台となり、自動車・電機・物流業界を中心に生産ラインへ適用されています。 この度、要望の多い作業時間の短縮とスリムボディへの対応を含めた市場からのフィードバックを取り込み、製品パフォーマンスの追及と徹底的な無駄の排除を行うことで、更なる進化を遂げた新製品として開発しました。 今後は、さまざまな顧客生産システムへの対応を視野に入れ、適用方法を含めた提案を行うなど、新たなロボット適用分野の創出を行い事業の柱にしていく方針です。 |
||
| 2. 主な特長 | |
| (1) | 作業時間2/3のクイック動作 |
| 小物部品の組立現場では、作業員の身近に工具や取り付け部品を配置し最小限の動作範囲で作業が出来るよう工夫し効率を上げており、作業中の手先の移動距離は短くなっています。移動距離が短い場合、ロボットは最高速度に到達すことは稀で、加速・減速のみを繰り返している状況です。そこで、ロボット関節部にある電動機構を見直し、モータ出力のアップ、減速機での動力伝達ロスの低減、減速比の最適化を行いました。最高速度は同等のまま、短い距離でも速い速度に到達できるよう各関節軸の加速力を向上させています。これにより作業時間2/3(特定パターンによる当社従来機種比)を実現しました。 | |
| (2) | 肩幅2/3・腕断面積1/2のスリムボディ |
| 人の上半身に近いフォルムへとスリム化し、人が使用している作業環境の変更を最小限にするため、ロボット関節部にある電動機構の全長短縮による扁平化を行っています。これにより、肩幅を2/3(当社従来機種比)の500mmとし、肩位置の高さは1200mmへと上方配置することで、作業台周辺の変更を最小限にとどめロボット動作範囲を作業台上の最適領域に確保しています。 また、腕自体も断面積1/2(当社従来機種比)のスリム化で、組立時に発生しやすい腕同士の干渉や、組み立てられている装置との干渉を大幅に低減しました。 |
|
| (3) | 新ティーチング支援ソフト |
| 3次元空間でロボットアーム先端に付くハンド姿勢を自由に選択出来るようにするには、理論上6関節あれば可能で、ハンド姿勢・位置により腕の姿勢は計算上一義的に決まります。「MOTOMAN-SDA10」は人と同じような腕の動き・姿勢を取れるよう、人と同じ7関節を持ち動作範囲は人以上です。7関節あることでロボットアーム先端に付くハンド姿勢を固定するのに自由な腕の姿勢を取ることが出来ます。その有効性を更に高めるために最適な動作経路をパソコン上でシミュレーションし、腕の姿勢・経路を算出する新ティーチング支援ソフトも準備しています。 | |
3.主な用途 |
|||||
| 製造業における組立作業(ボルト締め、部品組付け・挿入作業、部品搬送) 物流プロセスにおける搬送作業(各種部材の工程間・工程内搬送、工程前配膳) |
|||||
4.販売計画 |
||
| (1) | 受注開始 2007年12月1日 | |
| (2) | 販売計画 2008年度1200台/年 2009年度2400台/年 以降3000台/年 | |
| (3) | 販売価格 980万円/セット (税込み) | |
| (ロボット本体、コントローラ、ロボット操作ボックス) | ||
| お知らせ: |
本ロボット「MOTOMAN-SDA10」は、2007年11月28日から12月1日まで東京ビッグサイトで行われる「2007国際ロボット展」の安川電機ブースにて展示・実演を行う予定です。 |
|
| 添付写真 「MOTOMAN-SDA10」 | ||
![]() |
||
| [お問い合わせ先] |
| 株式会社 安川電機 |
| ロボット事業部 |
| 事業企画部 課長補佐 |
| Tel. (093)645-7703 |
| Fax. (093)631-8140 |