社会・文化活動
当社と棟方志功画伯との出会い
棟方画伯との出会いは、昭和26年頃、当時の宣伝課長が棟方画伯の板画に大変興味を持ち、荻窪のアトリエを訪問したのが始まりです。その後当社の施設に飾る作品やPR誌のカットをお願いしながらお付き合いを重ねるにつれ、棟方画伯の優れた作品を題材にしたカレンダーの制作へと発展していきました。
ただ昭和26年当時、日本の画壇における版画の地位はさほど高いものとはいえず、棟方画伯も無名の作家に近かったようです。
ところが同年のスイス・ルガノ国際版画展にて「女人観世音」が日本人初の優秀賞を受賞し、昭和30年に「釈迦十大弟子」がサンパウロ国際美術展にて最高賞に選ばれるなど徐々に海外での評価が高まり、その後日本においても広く認められるようになりました。世界的な作家となられた後も、変わることなくお付き合いが続いたことは、当社の貴重な歴史・文化であり誉れであるといえます。

棟方画伯の制作風景
女人観世音板画巻 仰向妃の柵 |
釈迦十大弟子(一部) 舎利弗の柵 |
棟方画伯と安川カレンダー
当社では昭和33年(1958年)から今日まで、棟方画伯の作品を題材にしたカレンダーを制作し、国内のお客様にお届けし好評をいただいています。現在日本で作られている数多くのカレンダーのなかで、このような長期にわたって一人の画家の作品で統一しているものは他に例がありません。
安川カレンダーは棟方画伯独自の作風による優れた作品での構成といった特色に加え、手漉き和紙への印刷による原画の美しさや持ち味の正確な再現性といった特色も持っています。また、この和紙に印刷した作品は台紙から剥がし、額装や表装することも可能ですので、一年が過ぎた後も楽しむことができます。
これまで数々の作品を安川カレンダーに使用してきましたが、その中でも特筆すべきものは、昭和46年の「西海道棟方板画」を皮切りとする、一連の「海道シリーズ」です。これは安川カレンダーのために棟方画伯と当社が一緒に企画・取材旅行をして制作されたオリジナル作品です。
制作にあたって特に大作を作ろうという気負いは、棟方画伯にはなかったそうです。夢中になって写生を楽しみ、景色を楽しみ、郷土の珍味を楽しむ。「とにかく取材旅行を楽しもう」、そのような想いがあったのでしょう。
棟方画伯の詳しい情報、作品は「棟方志功記念館」をお訪ねください。


西海道棟方版画
平戸呼子の柵
2005年の当社創立 90周年を機に、お客様や株主の皆様をはじめ、地域社会 の方々からいただいた多くのご支援に対して感謝の意を表すとともに、今後当社がいっそう社会のお役に立てるよう、社内に「YASKAWA未来クラブ」を発足いたしました。
具体的な活動内容 は、趣旨に賛同して自発的に入会した当社および当社のグループ会社所属 の社員から、給与の一部を継続して拠出してもらい 、集まった資金を医療・福祉、青少年の健全育成 、環境保護・緑化運動に役立てていただこうというものです 。一人ひとりから 拠出される金額はささやかですが 、多くの方が参加することによって 大きな金額となって社会のお役に立てると考えています 。今後もより多くの入会を募り、社会貢献に努めてまいります。
「アイデア対決・全国高等専門学校 ロボットコンテスト (高専ロボコン)」に協賛しています。このコンテストは、全国の高専が参加してロボット 製作のアイデア、技術、性能を競う教育イベントであり、ロボット事業を営む当社も、多くの若者がものづくりへの情熱を注ぐこのコンテストを応援します。


